The School of Gravity Blog

栃木県・宇都宮市で「からだとこころの関係」をテーマにした学校(schoolofgravity.jp)を運営しています。

IHSRC2023でケースレポートを発表した

2023年8月7日〜11日まで、東海大学の田中彰吾教授の主催で、人間科学分野の国際学会である40th International Human Science Research Conference(IHSRC 2023 Tokyo、人間科学研究国際会議2023)が神奈川県にて開催されていました。

 

そこで私はYielding Embodiment®︎ Orchestrationのケースレポートを発表してきました。たぶんイールディングについてのアカデミックな場での学会発表はこれが世界初だったのではないでしょうか。何せ今回の大会のテーマが「間身体性」でしたので、間合いの感覚を用いるイールディングの技法はピッタリの話題だったのかなと個人的には考えています。幸いこの私の発表は海外からの参加者も含めて興味を持っていただけたようで色々と質問もいただきありがたかったです。

 

しかし田中先生もご自身のブログに書いておられるように、この学会の真骨頂は陣屋という由緒ある温泉旅館でのバンケット(晩餐会)にありました。このバンケットが、まるで良質のボディーワークのセッションのような治療的な力を持った場だったのです。実際、私はこの学会の会期中、久々に持病の逆流性食道炎の症状に悩まされていて、バンケット当日もかなり調子が悪く「バンケットでたくさん飲み食いをしたので症状が悪化するだろうな〜」と覚悟していたのですが、むしろ宴が終わりに近づくに連れて症状が改善してどんどん気にならなくなっていったので大変驚きました。

 

私の友人も5日間、一緒に参加してくれたのですが、バンケットの最中も終わったあとも「こんなにあたたかい場所があるなんて…」としきりに感動していました。

 

田中先生をはじめとする運営の皆さん、本当に素晴らしい場を作ってくださりありがとうございました。そして田中先生には「今度はいずれ君が日本で開催してください」とバトンを渡されてしまったので、今からそのときに備えて、力を少しずつ蓄えてゆきたいと思います。